ファンドプロデュース:インディパ株式会社
社長日記:LTCMが破綻した理由

 

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September 17, 2008

LTCMが破綻した理由

最近ヘッジファンドの歴史を研究しています。

メリーウェザーが、マートンとショールズというノーベル経済学賞を
受賞した2人を引き入れて作ったヘッジファンド「LTCM」が
破綻しました。

LTCMは、最新のコンピュータを使った金融工学の確率計算により
運営しているものと思っていました。

ところが、破綻する1年前くらいからのLTCMの投資行動を追っていると
そうでもないことが分かりました。

すなわち、システムに従ったトレードではなく、裁量的なトレードを
行っていました。

例えば、
・マネーマネジメントをきちんと行っていない。
・ロスカットの基準を決めて守っていない。
・流動性の無い市場に多額のアセットをアロケートしている。
といった行動です。

後知恵の批判となりますが、ファンドマネージャーとしては、
とるべきではない行動が含まれています。

逆に、上記3点をきちっと守れば、そうそう破綻はしなかったの
だと考えます。

よく言われる、300倍というレバレッジの利かせすぎが
破綻原因ではないと考えます。

レバレッジを利かせても、マネーマネジメントから算出した
リスク(エクスポージャー)の範囲でロスカット基準を守って
流動性のある市場で取引していれば、ロシア債券市場に
あれだけのリスクをとらなかったでしょうし、市場が崩れた
場合も被害が大きくなる前に逃げられたでしょう。

投稿者: 本郷 | September 17, 2008 08:06 PM | ID:173