ドル価値激減へ
先日のFOMCの発表でドルの政策金利が実質ゼロ金利となりました。
これでドル安トレンドは決定的となりました。
投資家はドルを持っているだけで為替で存するので、
ドルでの資産運用を行う理由がなくなります。
とすると、いよいよブレトンウッズ体制以来のドル基軸通貨体制の
維持が怪しくなってきました。
結論としての仮説は以下のとおりです。
・外国為替はドルをパススルーして行われる。
(基軸通貨体制の崩壊)
・USAの金融機関から資本が逃避する(キャピタルフライト)
(現にドルの他国通貨への交換は規制が入っており、非常に厳しくなっています。)
・通貨が比較的安定した新興国への資本の流入
・資本の多極化(資本の置き場所のリスク分散)
具体的には、EUR,JPY、CHF、元、シンガポール、香港
・日本の対外資産が4分の1になる
日本の対外資産のほとんどはドル建てです。
ドルの価値が減少して最も損をするのは債権国日本。
資本は既にドルから逃げています。
国家は政治的動きをするので動けない。
投稿者: 本郷 | 03:58 PM | 記事全文
| ID:179
ドル基軸通貨体制は終了するか
フランス現大統領のサルコジ氏は、
「ドル基軸通貨体制は終了する」
と発言しました。
その可能性はもちろんあります。
しかし私はこの発言は、ユーロの希望と意思を述べたものと解釈します。
いわば
「次の基軸通貨はユーロだ」
という決意表明です。
ドルの基軸通貨体制が自動的に崩壊するわけではなく、
徐々にユーロの実質実効レートベースでの流通量が増加し、
どこかの時点でドルのボリュームを超えた時点で
主役交代となる、というシナリオが読み取れました。
私の個人的意見としては、基軸通貨という制度自体無くなると
予想します。
円をユーロに交換するときに、いったんドルに交換する必要が
ありますが、ITの発達した現代では、そんなものいらないでしょう。
無駄です。
更に今後50年の世界は「多極化」がキーワードであり、1国の
スーパーパワー国家は成り立たないと考えます。
コンピューターのアナロジーで行くと、
メインフレーム型コンピューティングからWEB分散型コンピューティング
への移行のようなものです。
もしそうなったときにどう行動するかを考えるのも知的実験として
面白いです。
投稿者: 本郷 | 02:26 PM | 記事全文
| ID:178
日米欧の通貨価値の同時下落トレンド
通貨の数年程度の中期トレンドの予測を書きます。
現在、外国為替の方向性は、意外に落ち着いています。
ドル円の通貨ペアは円高傾向にありますが、
ユーロドルの通貨ペアは、ドル高トレンドです。
ポンドドルのペアも同様です。
これはなぜか?
これだけ金融恐慌と言われながら、ドルの相対的価値は下がっていません。
今回の金融救済でFRBのバランスシートが圧倒的に悪化した中では、
1ドル60円とか40円になってもおかしくないにもかかわらずです。
結論から言うと、
「ドル、ユーロ、円のメジャー3通貨がそれ以外の通貨に対して同等に暴落する」
となります。
為替は相対的価値を表すものであり、「何に対して」暴落するかを明示すると、
カナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、ルーブル、元
といった、マイナー通貨に対してメジャー3通貨が暴落します。
今回の金融恐慌の処理には、まだ数兆ドルの資金が必要といわれており、
その資金を拠出するのは、日米欧の3地域となるためです。
その資金を拠出したばかりに、自国通貨の価値が薄まり、資金を拠出しない地域の
通貨に比べて相対的に価値を失うわけです。
よって中期的には、資産をマイナー通貨にシフトすることが資産防衛となると予測します。
投稿者: 本郷 | 02:22 PM | 記事全文
| ID:177
上場ファンドが投資銀行の穴を埋める。
友人の外資系銀行マンから聴いた話です。
アメリカでは、ブラックストーンやKKRなどの上場しているファンドが、
ゴールドマンサックスやモルガンスタンレー等の投資銀行の穴を埋めているそうです。
アメリカの5大投資銀行はすべて破綻・吸収・銀行へ組織改変しました。
そうすると、投資銀行がやっていた業務をやるプレイヤーが減ります。
M&Aのアドバイザリーやスキーム組成、プライムブローカー業務です。
その業務に目をつけたのが、アメリカの上場ファンドです。
今までは、投資銀行サービスを利用する側であったr立場のものが、
今度は自社のノウハウを利用して同じサービスを提供する、ということです。
たとえば、M&Aのアドバイザリー業務を例に取ると、
1000億円のディールを成立させれば、フィーは3%の30億円は取れます。
商魂たくましいですね。
鮮やかな<稼ぎの構造>作りです。
日本の金融機関も見習いましょう。
ま、日本の組織では無理か?
投稿者: 本郷 | 10:07 PM | 記事全文
| ID:176